実家の親が心配な理由親と離れて暮らしている人、一緒に暮らしている人、それぞれ状況は違うかもしれませんが、実家の親が心配な理由は、大きく分けて以下の3つが考えられます。親の健康が心配なんといっても親の健康は心配ごとのひとつですよね。睡眠や栄養のある食事、適度な運動など健康を意識した日常生活を送っているかどうか、日々親の状態を気にかけている人も多いはずです。親と一緒に生活していない人はとくに、日頃の様子が分からないからこそ心配になるところでもあります。他にも、病気など体調が悪くなっていないか、ケガしていないかも気になるところですな。年齢を重ねるにつれて体力が落ちるため、どうしても病気やケガをしやすくなりがちですが、それでもできるだけ健康で長生きしてほしいものです。すでに持病などを抱えている場合は、きちんと定められた通りに薬を飲んでいるかどうか、定期的に病院に行ってお医者様に健康状態を確認してもらえているかどうかも心配になりますよね。親の生活が心配健康面だけでなく、親の生活が心配という人もいるでしょう。今は問題なく生活ができていても、この先何年も同じように生活できるかはわからないという心配もあります。とくに親が一人暮らしをしている場合は、地域での交流が持てているか不安になることもあるかもしれません。周囲に友人や知人がいて、定期的に会ったり、状況を確認し合うような人付き合いをしていたりするのであれば良いですが、完全に家のなかで一人での生活になってしまっているのであれば要注意です。また、一人の生活に慣れてしまうと、必要な場面で助けを呼ぶことができなかったり、トラブルが起きたときも無理やり一人で解決しようとしてしまったりするかもしれません。さらに年齢を重ねて体力が落ちてくると、家事や買い物がままならなくなり、日常生活を送ることも難しくなることも考えられます。親の将来が心配今の生活に対する心配ごとだけでなく、将来への不安も募りますよね。親の老後の生活費は足りているのか、現実的な問題として金銭面の心配は拭えません。金銭的な不安を抱えていたとしても、親からはなかなか言い出しづらいものです。いまは年金や貯金などで生活できていたとしても、親の生活を維持するためにいずれは仕送りなどで子どもが援助する必要があるかもしれません。また、今は自立して生活している親も、ゆくゆく入院したり介護が必要になったりすることもあります。そうなった場合に備えておくことも重要です。実家の親に対する心配を解消するためにまずは「連絡」しよう実家に暮らす親への心配ごとは尽きないものです。できるだけ親と子お互いの不安を解消するためには、やはり頻繁にコミュニケーションを取ることが欠かせません。まずは、定期的に連絡を取り、お互いの状況を確認し合いましょう。親と定期的に連絡を取るようになるとことはもっとも手軽に始められますが、異変にも気づきやすくなり、万が一のときもすぐ駆けつけることができます。メールやSNSを利用してテキストでやりとりをするのもよいですが、たまにはビデオ通話などを利用してみるのもおすすめです。親の表情や顔色から体調を確認するだけでなく、家の中の状態も見て生活の様子もチェックするとよいでしょう。部屋が片付いていなかったり、食材の管理が行き届いていなかったりするのが分かったら、その後も継続して連絡を取り合ってみてください。近所に手助けをお願いできる人がいれば、近所の人に協力してもらうのも一つの方法です。もちろん、連絡だけでなくできるだけ実家を訪れて顔を合わせることも大切です。長期休暇などで帰省する機会をできるだけ増やすことも検討してみましょうまた、どうしても自分たちの手では解決しない問題や、不安が募ることは、専門家へ相談することも大切です。早めに専門家を頼ることが、家族みんなの心配を解消することになります。親孝行するのもおすすめただ、なかには実家の親と頻繁に連絡しづらいという人もいるかもしれません。心配ごとが増えてしまう前に、まずは気軽にできる親孝行からはじめてみるのもおすすめです。まずはメールで一言連絡を入れるだけでも、親は喜んでくれるはずです。もちろん、電話をしたり、ビデオ通話、手紙を書くなど普段とは違う連絡手段を選ぶのも良いですね。親の誕生日や、結婚記念日など、何かお祝いごとがあるときに、プレゼントを贈ったり、プレゼントを持って実家を訪れたりするのもよいでしょう。さらに踏み込んで親とコミュニケーションを取りたいなら、一緒にお出かけしたり、旅行したりするのもおすすめです。普段、親子で会話する機会が少ない人も、一緒に楽しんだり、美味しい料理を食べたりすることで、お互いの思いを話し合える雰囲気づくりができるかもしれません。。実家の親が心配なら今すぐ行動しよう実家の親が心配なら、やはり今すぐ行動することが重要です。今回ご紹介した方法は、すぐに実行できるものから、時間をかけて準備をするものもありますが、何かひとつ行動してみることで、ぐっと親との距離が縮まり、心配ごとも少しずつ減っていくはずです。今すぐに解消するべき心配ごとがある場合は、先延ばしにしないことが重要。親子での解決が難しい場合は、近くの人の協力を得たり、あるいは専門家に相談したりといった方法も検討しましょう。実家の親に対しての心配ごとを減らして、親子とも安心できる生活を送れるように少しずつ行動してみましょう。文:藤枝あおい