7割以上が、一度は話したことがある「実家じまいについて話し合ったことがあるか」という問いに、「具体的に話し合ったことがある」(12.6%)「軽く話し合ったことがある」(63.4%)と回答した人は、合わせて76.0%にのぼりました。一方で、実家じまいについて「話したことがない」と回答したのは約4人に1人。なんとなく「うちはまだ」と思っていたけれど、多くの家族がすでに少しずつ口にし始めているということが分かります。年代が上がるほど、話はより具体的になっていく年齢別に見ると、60代以上では実家じまいについて「具体的に話し合ったことがある」と回答した人が半数を超えており(51.8%)、40代でも何らかの話し合いを経験したと答えた人は78.3%にのぼります。年代が上がるにつれて、話し合いがより現実のこととして動き出す様子がうかがえます。とはいえ、30代でも70.5%が「話したことがある」と答えています。「まだ先の話かな」と思っていても、親の年齢や体調の変化など、何かをきっかけに、ふと気になりはじめることがあるのかもしれません。話を切り出したのは、親から?子から?「実家じまいの話し合いを切り出したのは誰か」という問いに、「親」と回答した人が34.8%でトップ。一方、「自分(子)」(32.2%)と「きょうだい」(12.8%)と答えた人を合わせると、子ども世代が切り出したケースも45.0%にのぼりました。きっかけとして挙げられたのは、「親が高齢になってきたので」「法事などで家族が集まったとき」「親に病気が見つかったとき」など。特別な場を設けたわけではなく、ふとした流れで話が出ることも多いようです。一番の壁は「家族間で意見が違う」こと「実家じまいの話し合いにおける最大の壁」(複数回答)の1位は「家族間で意見が違う」(34.8%)。2位「費用の負担が大きい」(15.6%)、3位「費用の分担を考える」(13.8%)が続きます。長年住んできた家への思い入れが強い親と、維持費などの現実的な事情を抱える子ども世代。それぞれの立場から見えている景色が違うから、すれ違いが生まれやすいのかもしれません。「意見が違うとわかっているから、そもそも親とは話し合えない」という声もありました。また、「そもそも話題として取り上げにくい」という壁もあります。実家じまいというテーマには、親の死を連想させるところがあって、話を持ち出すこと自体に、少し気が引けてしまうことがあるのもわかる気がします。まず、親の気持ちを聞いてみることから「実家じまいの話し合いを円滑に進めるコツ」(複数回答)を聞いたところ、「親の意見を聞く」と回答した人が32.0%で1位。「早めに動き始める」(26.2%)、「第三者に相談する」(25.0%)と答えた人が続きます。「親の意見を聞く」が一番というのは、シンプルだけど、大事なことを思い出させてくれます。実家は親が長年暮らしてきた場所。「自分の気持ちをちゃんと聞いてもらえている」と感じられることが、話し合いをやわらかく始める土台になるのかもしれません。「早めに動き始める」という声も多く、「一度で全部決めようとしない」「少しずつ話を重ねていく」という姿勢も、多くの人が大切にしていることのひとつのようです。うちだけじゃない、という安心感実家じまいの話し合いは、どの家族にとっても、そう簡単ではありません。でもこの調査からは、同じような壁にぶつかりながら、それでも少しずつ話し始めている家族がたくさんいることも伝わってきます。「話さなきゃ」と焦らなくていい。ただ、親が元気なうちに、ちょっとした話の糸口を見つけられたら——そう思うだけで、少し気持ちが軽くなることもあるのではないでしょうか。【調査概要】 株式会社AlbaLink「実家じまいの話し合いに関する意識調査」 調査対象:30代以上の男女500人調査期間:2026年2月3日〜9日調査方法:インターネットによる任意回答出典:事故物件・空き家の売却は訳あり物件買取プロ https://wakearipro.com/i-want-to-let-go-of-the-accident-property/ https://wakearipro.com/solitary-death-property-sale/