実家に「自分の部屋」が残っている人は、6割をこえる調査の結果、「まだ残っている」と答えた人は62.4%。10人に6人以上が、実家を出たあとも自分のスペースがそのまま保たれている、ということになります。「残っていない」は30.0%、「どちらともいえない」は7.6%でした。多くの家で、子ども時代を過ごした部屋が、今もそのままのかたちで残っている。数字にしてみると、自分だけのことではなかったのだと、少しほっとするような気もします。残っている理由は、ひとつじゃないでは、なぜ残っているのでしょうか。部屋がある312人にその理由をたずねたところ(複数回答・上位5位)、答えはきれいにひとつにまとまるものではありませんでした。いちばん多かったのは「帰省時の寝床」。盆や正月に帰ったとき、自分が眠る場所がちゃんとある。それは、いつでも帰ってこられる場所が残っている、ということでもあります。2位の「親がそのままを望んでいる」も、印象的です。「いつでも帰ってこられるように」という親の気持ちが、部屋をそのままにしている。残しているのは、子ども側の事情だけではなかったわけです。一方で、3位の「物置になっている」、5位の「片づける時間がない」のように、はっきりした理由があるわけではなく、なんとなくそのままになっている、というケースもありました。理由はバラバラですが、並べてみると、どこか通じ合うものがあるようにも見えます。帰る場所をなくしたくない。まだここにあなたの居場所がある、と伝えておきたい。その部屋は、お互いへの「まだここにいていいよ」という気持ちの、かたちなのかもしれません。「残しておきたい」と「いつか向き合う」のあいだで「自分の部屋がまだある」というのは、考えてみれば、少しありがたいことなのかもしれません。それは、帰ってきてもいい場所が用意されている、ということだから。一方で、使われないままの部屋があると、そこにモノを置いてしまいがちです。さらに先のことを考えると、実家そのものを家族でどうしていくか、相続や住まいの今後を考えるときが、いつか来るかもしれません。とはいえ、それは「今すぐ片づけなければ」という話ではないように思います。部屋がそのまま残っているのは、これまで誰かが大切にしてきた証でもあります。実家や親のこれからは、本来は親自身のもの。子どもの立場でできるのは、答えを出すことよりも、いつか一緒に考えるための「きっかけ」を、少しずつ持っておくことくらいかもしれません。次に帰省したとき、その部屋でひと晩過ごしながら、「この部屋、これからどうしようか」と、ほんの少しだけ話してみる。白黒つけなくても、結論が出なくても、それで十分なのかもしれません。出典:再建築不可・長屋・連棟・共有持分の買取ならフィリアコーポレーション「実家に自分の部屋はまだ残っていますか?」アンケート調査【調査概要】調査対象:全国の30歳以上の男女調査期間:2026年4月17日〜18日調査機関:自社調査/調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:500人(男性241人/女性259人)※本記事は株式会社フィリアコーポレーションのプレスリリースをもとに、編集部にて再構成しています。