ランキング上位には、心が関わる困りごともランキングは、1位「荷物の多さ(35.7%)」、2位「親の抵抗(22.6%)」、3位「思い出の品の扱い(18.4%)」、4位「大型家具の処分(15.0%)」、5位「荷物の仕分け(14.1%)」と続きました。注目したいのは、2位と3位です。「捨てたがらない親とのやりとり」「思い出の品を手放すつらさ」といった、作業そのものとは違うところで立ち止まっている人が、決して少なくありません。困ったことを複数挙げた人も多く、実家の片づけには、体力の問題と気持ちの問題がいくつも重なっているようです。モノの多さ、大型家具、仕分け——「体力」と「判断」の大変さ回答した人からは「押し入れや物置に詰め込まれた何十年分もの荷物。仕分けだけで丸一日かかった」「量に圧倒されて何からやればいいのかわからなくなった」という声が寄せられました。タンスや勉強机といった大型家具は、重くて大きいうえに、狭い階段や玄関からはそのまま出せないことも。無理に運ぶとケガにもつながりかねません。こうしたモノは、費用はかかりますが、プロの手を借りるという方法もあります。きょうだいの予定が合わないときや、時間が取れないときには、大きな助けになってくれるかもしれません。仕分けで多かったのは、「自治体の基準で何ゴミかわからない」「価値があるかどうか判断できない」という戸惑いです。判断を求められる回数が多いほど、時間も気力も削られていきます。「捨てたい」と「残したい」のあいだで疲弊することも2位の「親の抵抗」。子ども世代はモノを減らしたいのに、親はなかなか手放さない——そんなすれ違いに、疲れてしまう人が多いようです。ただ、これは「どちらが正しいか」という話ではないのかもしれません。子どもには不用品に見えても、親にとっては価値や思い出の詰まったモノだったりもします。だからこそ、無理に説得して片づけを進めようとすると、ぶつかってしまうことも。親のモノをどうするかは、最後は親自身が決めること。そう考えると、少し肩の力が抜けるかもしれません。こちらにできるのは、答えを出させることではなく、「これ、どうしたい?」と一緒に眺めてみることくらいなのかもしれません。3位の「思い出の品の扱い」も、似たところがあります。写真や手紙にふれるたびに気持ちが揺れて、手が止まってしまう。残したい気持ちと進めたい気持ちのあいだで、答えが出せなくなる。それは決して、片づけが下手なわけではありません。「急いで判断しなくてもいいモノは、今すぐ処分する必要はないと割り切ろう」と決めておくのもひとつの手です。実家の片づけ、どのくらい進んでいる?「完了」は約4割片づけの状況を聞くと、「完了した(39.0%)」が1位でした。一方で、「目途が立っていない(24.0%)」「一旦断念した(13.0%)」という人も合わせて4割近くいます。「片づけても親がまたモノを溜めてしまう」「仕事が忙しくて頻繁に実家に帰れない」など、思うように進まない理由はさまざまです。なかには2〜3年かかったという人や、いったん手を止めた人もいましたし、「以前は毎週通っていたけれど、親も自分も疲れるから、今はお互い体調のいいときだけにしている」という声もありました。片づけが終わらないことも、途中で休むことも、ごく自然なことです。長期休暇を使う、きょうだいで分担する、無理のないペースで少しずつ進めている人も、たくさんいます。そうやって進めていって「8割ほど片づいたら、少し気持ちにも余裕が出てきた」という声も。終わりが見えてくると、心にもゆとりが生まれるようです。片づけたあとの実家はどうする?片づけのその先、「実家をどうするか」も聞いています。1位は「売却する(41.5%)」、2位は「家族の誰かが住む(30.9%)」でした。以下、「空き家にしておく(12.1%)」「解体する(4.7%)」「まだ決めていない(4.3%)」と続きます。維持費や管理の手間を考えて売却を選ぶ人がいる一方で、「思い出が多くて、すぐには決められない」という気持ちも、多くの回答ににじんでいました。ひとまず空き家のまま様子を見る人、きょうだいと相談中の人、目の前の片づけで精一杯でまだ先まで考えられない人、どれが正解ということはないのだと思います。家の数だけ、家族の事情があり、答えの出し方があります。すぐに決めなくてもいい——そう思っておくだけでも、少し楽になるのかもしれません。実家の片づけは一気に終わらせようとしなくていい実家の片づけは、モノと向き合う作業であると同時に、親との関係や、これからのことを考える時間でもあります。だからこそ、体力だけでなく気持ちもくたびれてしまうのです。その負担を少しでも減らすために、作業を小さく分ける、きょうだいや専門業者の手を借りる、親と少しずつ話してみるのもよいでしょう。すべてをひとりで抱え込んだり、親と険悪な状態で片づけを進めたりする必要もありません。実家の片づけは一気に終わらせようとしなくていい。それだけでも覚えておくと、少し気が楽になるのではないでしょうか。出典:株式会社AlbaLink「実家の片付けで困ったことに関するアンケート」 空き家買取隊は全国の空き家の高額査定に挑戦中【東証上場】【調査概要】調査対象:戸建ての実家の片付けを経験した人調査期間:2026年5月1日~6日調査機関:自社調査調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:446人(女性277人/男性169人)回答者の年代:20代 13.2%/30代 27.6%/40代 29.8%/50代 16.6%/60代以上 12.8%