3人に1人が親の家に「以前との変化」。ひとり暮らしでは約4割親の家を訪れた際、ここ1〜2年程度で以前と比べて気になった変化があるかを聞いたところ、何らかの変化を挙げた人は300人中99人、33.0%でした。親の世帯状況別に見ると、ひとり暮らしの親を持つ人では39.1%。夫婦のみで暮らしている場合は30.9%、子どもや家族と同居している場合は25.3%でした。一方で、「特に気になった変化はない」と答えた人は44.0%。「親の家を訪れる機会が少なく、わからない」という人も23.0%いました。離れて暮らしているからこそ、たまに実家を訪れたときに変化を感じることもあれば、そもそも実家に行く機会が少なく、普段の様子がわからないという人もいるようです。最多は「重い物の移動や片づけが負担そう」42.4%では、親の家で変化が気になった人は、具体的にどんなところを見ていたのでしょうか。何らかの変化が気になった99人に聞いたところ、最も多かったのは「重い物の移動や片づけが負担そうだった」で42.4%でした。続いて、・浴室、トイレ、キッチンなど水まわりの汚れが気になった 39.4%・床や棚のほこり、掃除残しが気になった 36.4%・部屋の散らかりや物の多さが気になった 34.3%・冷蔵庫の中身や食品管理が気になった 33.3%・高い場所や低い場所の掃除ができていなさそうだった 29.3%という結果になりました。掃除だけではなく、物の移動や片づけ、食品管理など、日々の暮らしのさまざまな場面で以前との違いを感じていることがわかります。ただし、この調査は、子ども世代が親の家を訪れた際に「気になったこと」を回答したものです。こうした変化が親の家事能力の低下を示しているわけではなく、その原因についても調査からはわかりません。「前よりできなくなった」とすぐに判断するのではなく、あくまで親の今の暮らしを知るひとつのきっかけとして捉えたいところです。「十分には手伝えていない」33.7%。距離だけではない難しさも親の家事に、子ども世代はどのくらい関わっているのでしょうか。親の家事を十分に手伝えているかを聞いたところ、「十分に手伝えている」は10.3%、「ある程度は手伝えている」は19.7%でした。一方、「十分には手伝えていない」は33.7%。「手伝う必要を感じていない」という回答も36.3%ありました。「十分には手伝えていない」と答えた101人に、その理由を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「距離があり、頻繁に行けない」の57.4%でした。ただ、距離だけが理由ではありません。「何をどこまで手伝えばよいかわからない」が25.7%、「親が『大丈夫』と言うため、手伝いにくい」が21.8%。「仕事や家庭の都合で時間が取れない」「自分だけで継続的に手伝うのは負担が大きい」も、それぞれ19.8%でした。離れて暮らしていれば、できることには限りがあります。また、親が困っていないのであれば、子どもが一方的に「手伝わなければ」と考える必要もないでしょう。家事は親自身の暮らしに関わることだからこそ、子どもが「気になる」と感じていることと、親が実際に困っていることが同じとは限りません。変化に気づいた人の約3割が「親と話し合いたい」親の家に何らかの変化が気になった99人に、今後どのような対応が必要だと思うかを聞いたところ、最も多かったのは「親と今後の家事について話し合いたい」で32.3%でした。「自分や家族が手伝う回数を増やしたい」と「家事代行などの外部サービスを検討したい」も、それぞれ30.3%となっています。その一方で、「現時点では対応の必要を感じていない」という人も22.2%いました。何か変化に気づいたからといって、すぐに手伝ったり、サービスを利用したりすることだけが答えではないようです。実家の小さな変化を、親の今の暮らしを知るきっかけに久しぶりに実家へ行ったとき、「前と少し違うかも」と感じることがあるかもしれません。けれど、気になったからといって、すぐに「親だけではもう大変なのでは」「何とかしてあげなければ」と考える必要はありません。親が今の暮らしをどう感じているのか。困っていることはあるのか。それとも、本人にとっては特に問題ではないのか。家の中の小さな変化は、そんな親の今を知るきっかけのひとつにもなります。9月21日は敬老の日。帰省したり、親と連絡を取ったりする機会があれば、家事のことに限らず、最近の暮らしについて少し話してみるのもいいかもしれません。ひとつの変化だけで何かを決めつけるのではなく、まずは「最近どう?」と今の様子を知ることからはじめてみませんか。親自身が困っていることがあれば、家族でできることや外部のサービスを含め、その家族に合った方法を一緒に考えていけるといいのかもしれません。出典:株式会社ピナイ・インターナショナル「親の家事に関するアンケート」【調査概要】調査名:親の家事に関するアンケート調査対象:別居する親を持つ40代以上の男女有効回答数:300人調査時期:2026年8月調査方法:インターネット調査調査主体:株式会社ピナイ・インターナショナル※割合は小数点以下第2位を四捨五入しています。複数回答の設問では、回答割合の合計が100%を超える場合があります。