66%が「墓じまいについて話し合ったことがない」墓じまいについて家族や親族と話し合ったことがあるかを聞いたところ、「ある」と回答した人は34.0%。「ない」は66.0%でした。今回の調査対象は、お墓を持っている、または管理に関わっている人です。それでも、およそ3人に2人は墓じまいについて家族や親族と話した経験がありません。もちろん、すべての家庭で墓じまいを検討する必要があるわけではありません。今のお墓をこれからも守っていきたい家庭もあれば、将来的な管理に不安を感じている家庭もあるでしょう。大切なのは、「墓じまいをするか」を決めることよりも、それぞれがお墓のこれからをどう考えているのかを知っておくことなのかもしれません。話していない理由は「必要性を感じていない」「まだ早い」墓じまいについて話し合ったことがない132人に、その理由を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「特に必要性を感じていない」で40.2%でした。続いて、・まだ早いと思う 31.8%・話し合うきっかけがない 25.8%となっています。自由回答でも、「なかなかきっかけがない」「まだ先が見えない」といった声のほか、親戚が集まる機会がない、家族それぞれの考えが違うため話題にしにくい、といった回答が寄せられています。墓じまいそのものを考えていないというより、「今すぐ考えることではない」「どう切り出せばいいかわからない」という人も少なくないようです。実家のことや相続、介護などと同じように、お墓のことも何かきっかけがなければ、なかなか普段の家族の会話には出てこないテーマなのかもしれません。話し始めたきっかけは「自分自身の高齢化・終活」一方、墓じまいについて家族や親族と話し合ったことがある68人に、そのきっかけを聞いたところ、最も多かったのは「自分自身の高齢化・終活を考えて」で42.6%でした。次いで、・お墓が遠方で通いづらい 39.7%・お墓の管理・お参りが負担になってきた 36.8%となっています。話し合いが始まる背景には、年齢や体力の変化、お墓までの距離、管理の負担など、暮らしの変化があることがうかがえます。自由回答では、親が認知症になり管理が難しくなったことや、誰がお墓を引き継ぐかをめぐってきょうだいで話し合ったことなども挙げられていました。つまり、多くの場合は「いつか話しておこう」と話し始めるのではなく、何らかの事情が生じたことで、お墓について考えざるを得なくなっているともいえそうです。意見が分かれたら「時間をかけてじっくり話し合う」が最多お墓には、家族それぞれの思いが重なっていることがあります。では、墓じまいについて家族や親族の意見が分かれた場合、どのように折り合いをつけたいと考えているのでしょうか。調査では「時間をかけてじっくり話し合う」が35.0%で最も多くなりました。続いて、・承継者(名義人)の意向を優先する 21.5%・費用を負担する人の意向を優先する 20.5%・全員が納得するまで結論を出さない 18.5%という結果でした。誰か一人の考えですぐに決めるというより、時間をかけて話したいと考える人が多い一方、実際に管理したり費用を負担したりする人の意向を重視したいという考えも見られます。家族だからといって、お墓への思いが同じとは限りません。「先祖代々のお墓を残したい」という人もいれば、「これから管理する人の負担を減らしたい」と考える人もいるでしょう。だからこそ、結論を急ぐより、それぞれがどう考えているのかを知る時間が必要なのかもしれません。話し合うために欲しいのは「費用」や「手続き」の情報では、家族で墓じまいについて話すとき、どんな情報やサポートがあると話しやすいのでしょうか。最も多かったのは「費用の目安・内訳がわかる資料」で48.5%。続いて、・手続きの流れがわかる資料 43.5%・供養方法の選択肢(永代供養・納骨堂・散骨など)の提示 36.0%となっています。「墓じまい」という言葉だけでは、その後どうなるのかイメージしづらいものです。どのくらい費用がかかるのか。どんな手続きが必要なのか。お墓をなくしたあとの遺骨はどうするのか。選択肢や具体的な情報を知ることも、家族で話すためのひとつの材料になりそうです。お墓参りを「これから」を知るきっかけにお彼岸やお盆、命日などで家族がお墓参りをする機会は、お墓のことを考えるきっかけにもなります。とはいえ、その場でいきなり「墓じまいする?」と聞く必要はありません。「このお墓って、誰が管理しているんだっけ?」「お墓参り、大変じゃない?」「これからもここに入りたいと思ってる?」そんな何気ない会話から、お墓について家族がどう思っているのかを知ることもできます。今すぐ墓じまいをする予定がなくても、「このお墓をこれからどうしていきたいか」を家族それぞれがどう考えているのか。元気なうち、そして差し迫った事情がないうちだからこそ、少しずつ知っておくこともできるのではないでしょうか。お墓のことを話す目的は、何かを決めることだけではありません。家族の考えを知ることもまた、お墓のこれからを考える最初の一歩になりそうです。【調査概要】調査名:墓じまいをめぐる家族・親族間の合意形成に関するアンケート調査方法:インターネット調査調査期間:2026年8月12日〜8月23日調査対象:事前調査で「お墓を持っている、またはお墓の管理に関わっている」と回答した全国の男女有効回答:200人調査主体:株式会社NEXER Group、遺骨供養ウーナ出典:株式会社NEXER Groupと遺骨供養ウーナによる調査関連リンク:・海洋散骨ウーナ・海洋散骨業者おすすめ5選!